岡田メソッドから学ぶこと〜u12〜
「スペインには、プレーモデルという、サッカーの型のようなものがある。その型を、選手が16歳になるまでに身につけさせる。その後は、選手を自由にさせるんだ。日本には、型がないのか?」
そんな疑問からできたのが、岡田メソッド!
岡田メソッドとは、主体的にプレーできる自立した選手と自律したチームを育てることを目的とした、サッカー指導の方法論の体系です。
そこで、日本の武道には「守破離」という言葉があります。
初心者は師匠の教えを「守り」、熟練していくにしたがって教えを「破り」、最後は師匠から「離れ」ていく。
「守破離」などと言うと封建的で古臭いと思われるかもしれませんが、奥が深く、とても大切なことで、指導の真髄かもしれないと私は考えています。
岡田メソッドにおける「守」は、プレーモデルの原則を、知識として体得する。
「破」は、その原則を、実際のプレーの中で自ら選択して実行する。
「離」は、原則は潜在意識に入っていながらも、頭が完全にフリーな状態で、直感的に生き生きとプレーする、ということです。
これまで日本のサッカーは、原則となる「守」が明確に規定されていないにもかかわらず、状況に応じた「守」ばかりが強調され、「破」と「離」が重要視されてこなかったのではないかと思います。
16歳までに「守」から「破」への道筋をつけて、その後「離」で飛び立たせる。そんなイメージを持っています。
もちろん、プレーモデルだけで優れた選手が育ち、いいチームができるわけではありません。
テクニック、フィジカルなどの要素も絡みあって、はじめてプレーモデルも生きてくるのです。
テクニックやフィジカルが1つ1つの「点」だとしたら、プレーモデルはその「点」をつなぎ、それらの能力を最大限に発揮させる「線」のようなものです。
それぞれの「点」を「線」でつなぐことによって、形ができてきます。
だからこそ、守破離に基づき、しっかりと16歳までにサッカーの原理原則、プレーモデルを教えていきたい。
そして、共有ビジョン、プレーモデルをピッチでディベートし、自立した選手や集団に成長してほしい。
今子供達には、あえて、難しい専門用語やフレーズをいい、ボードを使ったビジョントレーニングなど、選手、指導者で同じ空を描け共有できるイメージ、サッカーの原理原則を伝えています。
低学年だから、遊ばせて伝えないではなく、学年序列関係なくサッカーを噛み砕きながら、原理原則を伝える、、、!
今後ロンドで学んだサッカーの原理原則をモデルチェンジして新たなアイデアをもったサッカープレイヤーが生まれてくることを期待してます!
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