今が問われる人間力〜小学生〜
ロンドサッカークラブフィジカルコーチの中西です。
本日は都城総合選手権でした。
今大会、ボトムアップで「選手主体の運営かつ全員出場」をテーマに挑んだ試合でした。
前日に子供達がフォーメーション、システムを沢山検討して、試合当日の流れもチームマネージメントして戦う!
試合会場に到着した時、まず驚いたのが集合時間の20分前には到着して、一生懸命テントを立てる選手もいたりと非常にポジティブな動きに驚きました。
次にアップ分析。
アップメニューに関しては、子供達が作ってきたメニューは、2種類!
ストレッチ、ロンド。
私的にはアップのメニュー不足に感じるのでそこはteachingで教える必要があるかな、、、と思ったが、2試合目のアップは1vs1、浮き球の処理等考えてやっていた。
そこは凄いな、成長したなと感じた。
課題としては、アップ強度と意識性かな。
このアップにはどんな意味があって、なぜするべきなのかをしっかりと考えられる選手になって欲しい!
また、アップ強度は試合の強度と合致する。
アップに関しても、集団でインテンシティー強度を追求できれば凄いなと感じる。
10分の差があった。
リーラス三股戦のアップの例。
リーラス三股がピッチに入りシュート練習しているが、うちの選手達は、ピッチに入っていいのか、どうなのか、どうしていいのかあたふたしていた。
ここで、私がピッチに入っていいぞって言うのは簡単。
しかし行動をみたかった。
すると、シュート練習開始10分後にピッチ入っていいですか?と尋ねてくる。
これが、10分の差。
つまり、オフザピッチでの認知、判断、実行にも10分差があった。
1分でも縮めていきたい。
集団でのスピリット、集団での問題解決能力にはまだまだ課題がある。
サッカーはチームスポーツであるが、チームカラーを押し付けるのではなく、各個人が沢山磨いて、チームカラーを作り出して欲しい。
試合では、各選手達のメンタル、現状の技術が凄く理解できた。
沢山選手の生の声が聞けた。
もっと試合に出たい。
もっと試合に勝ちたい。
これでは勝てない、、
コーチが決めてください、、
コーチが厳しく教えてください、、等々。
一方で、コーチに言ってきた言葉。
明日スパイク磨いてくるわ。
お父さんとライジングシュート練習してくるは。
スパイク買いに行くわ!
普段聞けない声もあった。
試合終了後は、まぁ、気にするな。練習も休まず、みんな参加してるし、全員で考えて、全員出場しての現状の結果であればしょうがない、、、チームとしての結果だから、これをみんなで少しずつ縮めて行こうと笑顔で伝えた。
今が問われる人間力。
できる選手は困っている選手を助ける人間力。
選手を助けるためには各々さらに努力してテクニックを日々鍛錬しないといけない。
また、困っている選手のために、自らを追い込み自主的に強度をあげるメンタリティがないといけない。
困っている選手を罵倒したり、上から見上げる人間性であって欲しくない。
また短い時間でも結果を残す意識。
短い時間でも運動量を倍にする意識。
目の前には凄く高い壁がある。
その壁から逃げる?
ゆっくりと登る?
壊す?
諦めるのは簡単。
言い訳するのも簡単。
チームの成長は螺旋階段。
上からみれば、登っているのかわからないが、横からみると、少しづつ登っているのがわかる。
選手を上からみるのではなく、横からみてあげる意識。
早熟であるのか、晩年型なのか、成長スピードは各々異なる。
だからこそ、今ある壁をみんなでゆっくり登って行ける集団になって欲しい。
最後に、、、チーム解散し、レフリー終了後3人の選手が会場に残っていた。
その選手が走ってきて、、、
残された私の椅子とバックをみて、車に入れましょうか?と言ってきた。
そのためだけに、30分ぐらい待っていたのでは?
素晴らしく感動した。
そんな人間力。
テントも沢山の保護者の方が協力して子供達のために出してくれた。
そんな人間力。
とても、、、成長を感じる1日でした!
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